時は明治33年9月。

御料局(後の帝室林野局)の職員?であるお父さん、菊池武夫氏は東京から木曽に出張し、その帰り道に中仙道を漫遊して行く様を家族に手紙で知らせています。

  • 海苔を巻いた梅干し入りお握りがうまい! とか
  • 今更だけど運動するとごはんがおいしい! とか
  • 魚の塩焼とネギの汁がうまい! とか
  • 芋が柔らかくて甘い! とか
  • 木曽にも缶詰、ビール、ブドウ酒や蒸し菓子はあるだとか
  • 蕎麦が東京風でうどん粉が多いけどうまい! とか
  • マツタケがどうだとか
  • 温泉に入った! とか
  • マッサージをしてもらったから快眠だった! とか

そんな話ばっかりしています。

何というか

お父さん漫遊記

という感じもいたします。明治の人であっても、家族に出す手紙というのはそういうものなのでしょうか。

出典は長野営林局局報 第十二号(昭和27年7月)

A氏
ちなみに御料局の人が木曽で訴訟用務って何があったんでしょうね?
アサカラ
んー、「お父さん」は家族への手紙には書いて無いけど、明治30年代の木曽の山林というのは「木曽御料林事件」の真っただ中だからね・・・
A氏
あー、島崎藤村の小説「夜明け前」の世界ですねー

明治33年は西暦にすると1900年。今から120年前です。
樹齢100年の木がどうとか、120年生の林分がどうとかと、森林・林業上の話も我々はしますが、それぐらい昔の話でもある訳です。

アサカラ
ともあれ、面白い資料だと思います!
A氏
こういう文字ばっかりの記事って、皆さんの環境で読めるのでしょうか?

【森林・林業雑話】コモンズの悲劇

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