「官材画譜」は江戸時代末期の飛騨の高山郡代役所の地役人・土屋秀世がまとめ、絵師の松村寛一に描かせたとされている、伐木運材を描いた本です。最初期の原稿は弘化二年(1845 年)頃にまとめられたとされています。比較的知名度のある「木曽式伐木運材図会」(林野庁中部森林管理局所蔵)の原画になっていると考えられている資料です。

 現存している幾つかのバージョンがあり、土屋の子孫の方が所蔵している「官材画譜草稿」、国立国会図書館が所蔵している製本された「官材画譜」、岐阜市歴史博物館が所蔵する編集中のような注釈や付箋が付けられたままの「官材画譜」が確認されています。

ちなみに上の画像は国立国会図書館所蔵本。

アサカラ
このブログのどこかで見たことがある構図だね!
A氏
白々しい・・・

「官材画譜」という名前は付いていないものの、「官材画譜」を原画とすると思われる絵、巻物、版画などが幾つも見つかっており、これらは明治時代の頃に作られたと考えられています。

品川弥二郎のサイン
アサカラ
ちなみにこれはドイツのエーベルスヴァルデ(Eberswalde)林業単科大学が所蔵している絵巻から。明治政府の高官、品川弥二郎のサインがあり、彼の名で寄贈されたものと考えられています。
A氏
色が付いていたり、デザインが少し変わったり、海外に出たり、色々あるんですねぇ
アサカラ
様々なバージョンが作られた事情について詳しいことは分かっていませんが、博覧会への出品や、贈答用、皇族や政府高官への説明用などの事情があると考えられています。

【昔の林業写真】官材画譜2・ドイツ所蔵絵巻

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