森林・林業雑話 運材馬搬 【森林・林業雑話】馬搬 9月 12, 2020 馬搬という言葉があります。馬による木材の運搬のことです。 A氏アサカラさん、ご年配の方からお問合せです!この方は昔、馬による木材運搬に従事されていたそうですが、現在の状況はどうなのかということで。 アサカラそれは貴重なご経験をお持ちですね。馬搬は昭和の中頃まではわりと行われていましたが・・・ 残念ながら、現代では一部の... アサカラ
森林・林業雑話 【森林・林業雑話】全国安全週間 6月 25, 2020 アサカラ毎年7月1日から7日までの7日間は全国安全週間ということになっています。写真は1959年(昭和34年)のとある業界誌の全国安全週間の記事です。 A氏あ、あの・・・何というかその・・・ アサカラ写真は岐阜県東農地方、付知の辺りのものとされます。いやー、いい言葉ですね~ A氏「人間の生命こそ最も尊重されなければなら... アサカラ
森林・林業雑話 【森林・林業雑話】柿と杮 3月 13, 2020 長野県長野市にあります善光寺。 善光寺の本堂の手前には立派な山門(三門)がございます。こちらは今から10年と少し前の、平成19年に大規模な修復がなされました。 木部の修理や耐震補強と並んで大きな目玉となったのは屋根の葺き替えです。従来は檜皮葺き (ひわだぶき) の屋根だったのを栩葺(とちぶき)の屋根にしたのですな。 A... アサカラ
森林・林業雑話 日本三大美林木曽ヒノキ秋田スギ青森ヒバ 【森林・林業雑話】日本三大美林 3月 11, 2020 日本三大美林と言いますと、 秋田のスギ木曽のヒノキ青森のヒバ ということになっています。 森林・林業の業界でのみ有名な話かと思っていましたら、中学校の社会の教科書にも載っているとも聞きました。 その昔、アサカラは自転車で旅行をする人だったのですが、秋田・青森・木曽を旅して山を見てこう思っていました・・・ アサカラそんな... アサカラ
森林・林業雑話 マンガ測量 【森林・林業雑話】昭和4年の林業マンガ 3月 9, 2020 昭和4年の林業マンガ 大日本山林会「山林」昭和4年6月号より。 A氏おぢさん、ひでぇ 「トランシット」というのは測量の機械で、戦後も使われていました。高精度の機械ではないので、林業や農業で簡易な測量に用いられる以外は、現在ではあまり使用されないようです。(デジタル化された製品が使われています。) アサカラなお、当時のト... アサカラ
森林・林業雑話 帝室林野御料林木曽 【森林・林業雑話】明治33年の出張 2月 29, 2020 時は明治33年9月。 御料局(後の帝室林野局)の職員?であるお父さん、菊池武夫氏は東京から木曽に出張し、その帰り道に中仙道を漫遊して行く様を家族に手紙で知らせています。 海苔を巻いた梅干し入りお握りがうまい! とか今更だけど運動するとごはんがおいしい! とか魚の塩焼とネギの汁がうまい! とか芋が柔らかくて甘い! とか木... アサカラ
森林・林業雑話 帝室林野御料林木曽 【森林・林業雑話】コモンズの悲劇 2月 29, 2020 コモンズの悲劇 コモンズの悲劇(コモンズのひげき、英: Tragedy of the Commons)とは、多数者が利用できる共有資源が乱獲されることによって資源の枯渇を招いてしまうという経済学における法則。共有地の悲劇ともいう。Wikipedia この用語を知ったのは【森林・林業雑話】明治33年の出張を書いた後でした... アサカラ
森林・林業雑話 トラック森林鉄道蒸気牽引車軌道 【森林・林業雑話】森林鉄道関連記事について 2月 29, 2020 森林鉄道に関する記事について、今後の展望です。 「昔の林業」ジャンル(そんなジャンルあったんだ・・・)では比較的人気の高いのが森林鉄道ですね。山の中で人知れず働いていた小さな鉄道、というのが人を惹きつけるのでしょうか。今後、森林鉄道に関する記事も書いていきたいと思っています。が・・・ A氏 アサカラさん、森林鉄道につい... アサカラ
森林・林業雑話 名古屋城城木曽木曽ヒノキ 【森林・林業雑話】名古屋城の木材 2月 29, 2020 名古屋城天守閣を木造にして再建するというお話が何年も続けられています。 復元事業の概要 天守閣木造復元 (名古屋市) 「御料林大観」帝室林野局 より 観光への効果とかはアサカラにはよく分かりませんが、少なくとも史実のように木曽ヒノキをメインにして再建するというのは不可能です。そんな材は木曽にはありません。神宮(伊勢)御... アサカラ
森林・林業雑話 ボールドウィン木曽森林鉄道 【森林・林業雑話】米国人マニアが語るボールドウィン 2月 29, 2020 森林鉄道の蒸気機関車として有名なボールドウィン。木曽の森林鉄道でまだボールドウィンが現役だった頃、その魅力を語りまくったアメリカ人宣教師、ウィリヤム・ビークマン氏による記事です。出典は「長野林友」(長野営林局互助会)昭和35年4月号です。 アサカラ何というボールドウィン愛! A氏現役だった昭和35年当時でさえ、伝説的な... アサカラ